霧ヶ丘つだ病院

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電話受付時間:AM9:00〜PM5:00
福岡県北九州市小倉北区霧ヶ丘3丁目9-20

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院長挨拶・略歴

院長あいさつ

「院長」津田 徹 当院は先代理事長 津田稔が1966年に九州労災病院を退職して、主にじん肺の患者さんや呼吸器の患者さんを専門に診ながら、地域の内科の病院として歩んで参りました。
1998年より、呼吸器を病院の柱に呼吸リハビリテーションを充実させ、睡眠呼吸障害、在宅呼吸ケアの分野にも力を注いで参りました。
おかげさまで、日本中の方々からご声援をいただくことができるようになって参りました。
患者さんをはじめ、地域の方々、関係医療機関など多くのご支援に感謝しております。

さらに、より良い医療、患者さんと向き合った医療を進めてまいりたいと存じますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

当院のコンセプトとなるものを以前、雑誌の巻頭言として書いております。
この点につきましては、呼吸不全の患者さんだけでなく、当院が関わらせていただく患者さん全てにあてはまることであります。
御笑読いただければ幸いです。

内なる病気、心は外へ(呼吸器ケア2006年巻頭言に掲載したもの)

『慢性呼吸不全の症状である息切れは、脳血管障害で片麻痺がある患者さんのように外から見えるものでありません。
また、家族からも息切れが理解されない場合があります。
苦しがっている患者さんに対して何をしたら良いのか戸惑っている家族もいます。体温や血圧などのように数値として表す方法もありません。
気分によって息切れが軽くなったり重くなったりすることがあります。
患者さんに精神的なものが原因ですから、と医療スタッフが言葉だけで言ってしまうことがあります。

この息切れを改善するためには、薬だけでなく、患者さんの抱える全ての問題を解決する必要があります。
それは、当然ながら医師一人だけの力では無理であり、呼吸ケアチームが力を合わせ、患者さんが前向きに取り組めるように手助けをし、解決されて行くべきだと考えます。理学療法士、看護師、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパー、デイサービススタッフ、栄養士、薬剤師、検査技師、事務職ほか、呼吸ケアチームが一丸となって、かつ、専門分野を活かしながら、患者さんが体を動かし、胸を動かし、心を動かす(新たな感動をもつ)のを手助けするシステムを構築せねばなりません。
患者さん同士の出会いの場を作ることも重要です。
これまで日常生活で役割機能が低かった患者さんが他人のために役に立ったと考えることができれば、その患者さんはHappyになれます。

脳血管障害では一生のうち多くて数回の急性期入院であり、急性期病院から回復期リハビリ病院、長期療養施設、在宅への移行とかかりつけ医の連携が流れとして確立されています。
一方、冬になると急性増悪のため入退院を繰り返す慢性呼吸不全患者が急性期病院からどのように在宅呼吸ケアへつながって行くのか、どこで呼吸リハビリテーションを行うのかなど、慢性呼吸不全などの内部障害に対する社会的システムは未完成です。
患者さんの社会的救済を進めるためには、ほかの疾患と比べてどれだけ苦しいか、QOLが損なわれているか、疾患間で普遍的に使用できる指標を用いて具体的に示すことも必要です。
呼吸ケアチームは、このような慢性呼吸不全の患者さんが置かれている社会的背景にも目を向け、患者さんが不利益を被ることなく、社会に対して提言し、システムを構築して行く役割を果たします!』

略 歴
1975年 福岡県立小倉高校卒業
1982年 久留米大学医学部卒業、産業医科大学第二内科研修医
1984年 産業医科大学大学院 N-myc癌遺伝子について研究
1988年 産業医科大学病院 呼吸器科助手
1989年 産業医科大学大学院 博士課程修了
1990~
1992年
アメリカ システックファイブローシス財団の奨学金を得てカリフォルニア大学サンフランシスコ校、心臓血管研究所にてムチン遺伝子と気道分泌の遺伝子制御について研究
1993年 産業医科大学産業生態科学研究所 作業病態学 講師
1996年 同上 呼吸病態生理学 助教授に転任
1998年 医療法人恵友会 津田内科病院 副院長就任
2000年 医療法人恵友会 津田内科病院 院長就任
2006年 新築移転に伴い霧ヶ丘つだ病院と改名
2006年 医療法人恵友会 理事長
2009年
~2022年
久留米大学医学部 臨床教授 兼任
2022年 呼吸器学会、呼吸ケアリハ学会功労会員
所属学会
日本内科学会 日本呼吸器内視鏡学会 日本睡眠学会
ヨーロッパ呼吸器学会
(ERS)
アメリカ呼吸ケア学会
(AARC)
アメリカ睡眠学会
(AASM)
日本呼吸器学会 日本産業衛生学会 日本リハビリテーション学会
アメリカ呼吸器学会
(ATS)
その他の活動
専門医等
  • 日本呼吸器学会指導医
  • 日本睡眠学会認定医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本呼吸器内視鏡学会指導医
  • 日本禁煙学会専門認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 医学博士号
  • 日本職業・災害医学会労災補償指導医
役員
  • 日本呼吸器学会 COPDガイドライン第4・5・6版 作成委員
  • 禁煙推進委員 在宅呼吸ケア白書WG
  • 神戸市立医療センター中央市民病院 副院長・呼吸器内科部長富井先生と「非がん性呼吸器疾患の緩和ケア指針2021」作成委員長
  • びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン:特発性間質性肺炎診断と治療の手引き2022、改定第4版作成委員
  • 大気・室内環境関連疾患予防と対策の手引き2019作成委員
  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事(2022年まで)
  • 呼吸不全緩和ケア検討委員会委員長
  • 呼吸リハビリテーション、総務、国際化委員
  • 福岡県私設病院協会 副会長
  • 福岡県医療費適正化委員
  • 小倉医師会私的病院会 会長
  • 全日本病院協会 理事 学会・学術委員
  • 北九州市地域医療構想調整会議委員
  • 久留米大学医学部同窓会北九州連合支部長
  • 日本ミドルボート協会会長
  • 福岡ヨットクラブ副会長
代表世話人
  • 九州睡眠呼吸障害研究会
    (久留米大学内村教授・福岡浦添クリニック山口先生)
相談員
  • 大分産業保健推進センター 特別相談員
  • 北九州西労働基準監督署 職業病相談員
著書
  • 非がん性呼吸器疾患の緩和ケア(南山堂2017)