CPAP Q&A
- 鼻詰りがひどく、CPAPを長時間使用できません。
- 点鼻薬を使用することにより改善することがあります。
鼻中隔彎曲症等がある場合も長時間使えない原因となります。
一度耳鼻科受診をお勧めします。
また、CPAP専用加湿器の使用で改善する場合もあります。 - CPAPを使うと、のどや鼻が乾燥します。
- お部屋を加湿したり、CPAP専用の加湿器を使用することで、症状がやわらぐことがあります。
検査科スタッフや担当業者へご相談ください。
また、開口呼吸により、乾燥が激しくなる場合もあります。
その場合は、マウステープやチンストラップを利用する方法があります。 - 朝起きたとき、マスクの跡が気になります。
- マスクのバンドを締めすぎている可能性や、マスクの鼻の角度調整をすることで締め付けが軽減することがあります。
また、マスクがあっていないこともあるので、病院や担当業者にご相談ください。
マスクは様々なサイズや種類があります。 - いつまでCPAPを使い続けないといけないでしょうか?
- 肥満傾向のある方は痩せることで無呼吸が改善し、CPAP卒業やマウスピース治療に変更できる可能性があります。
※やせていても顎骨格が原因の場合は、無呼吸が残る場合があります。
合併症の予防のために使用を継続することをお勧めします。 - 旅行や出張にもCPAPは持っていったほうが良いですか?また海外に持っていっても大丈夫ですか?
- 持って行かれることをお勧めします。海外にも持っていくことは可能ですが、国によりコンセントの形状が違うので、事前にご確認ください。
※国によっては、変圧器も必要な場合もありますので、担当業者へご確認ください。
CPAPより効果は少なくなりますが、出張時のみ無呼吸軽減のために、マウスピースを作成する方法もあります。 - 冬場、マスク内やホース内に水滴が溜まります。対処法はありますか?
- 外気とホース内の温度差で結露が出来てしまいます。
お部屋の温度を調整する等、温度差を無くすことで結露が軽減されます。
また、CPAP本体をタオルで包んで保温したり、ホースを布団に通して保温すると改善する場合もあります。
ホース保温用のホースカバーの使用も有効です。
当院では、結露を軽減させる機能の付いたCPAPもを使用扱いを開始しています。 - CPAPは何時間使用すると良いですか?
- 睡眠時間も個人差があるので一概にはいえませんが、一晩に4時間以上が推奨されています。
- CPAPしていていも眠気が残ります。
- 睡眠時間やCPAP圧は足りていない場合、無呼吸やいびきが残ってしまい、眠気がおこることがあります。
一度、圧確認の検査をお勧めします。
長時間睡眠が取れていても眠気が残る場合には、無呼吸以外の睡眠障害が隠れていることがあります。
一度ご相談ください。 - なぜ、月に一回の来院が必要なのですか?
- 毎月保険証持参の上来院していただくことで健康保険が適応されます。
その時に、使用データや治療効果などを確認・指導させていただきます。
平成28年度の診療報酬改定にて、CPAP受診間隔が緩和されています。
当院では、条件を満たせば受診間隔の延長が可能となります。
詳細は検査科スタッフにお問い合わせください。 - マスク・ホースが破損しました。交換は有償でしょうか?
- マスク・ホース等の消耗品に関しては、健康保険で賄われていますので、年に一度新しいものと取替えができます。
破損した場合は、それを早めるような形で無償交換させていただきます。
検査科スタッフか担当業者へご相談ください。 - データカードを紛失してしまいました。
- 新しいカードをお送りします。検査科スタッフか担当業者へご相談ください。
- 家が遠く、通院が大変です。
- ご自宅や職場近くの通院しやすい病院へ転院することもできます。
転院可能な病院をお調べいたしますので、検査科スタッフまでご相談ください。 - CPAPを使用すると、お腹に空気が溜まります。
- 本来、気道に入るべきCPAPエアーが食道に入っている可能性があります。
オートCPAPの圧暴発等の可能性もあります。
設定により症状が抑えられることがあります。
CPAPデータの確認、圧確認の検査をお勧めします。 - 機械の音が気になります。
- 枕元から少し離れた場所に本体を置いたり、CPAPの下にタオルを敷いたり、フィルター部分を避けてCPAPをタオルでくるむことで、音の軽減が期待できます。
明らかに、今までと違ったモーター音がしている場合や、アラーム音がなり続けるようであれば、故障の可能性もありますので、すぐに担当業者へご連絡ください。 - マスクからのエアー漏れが気になります。
- まず漏れている場所をご確認ください。マスクの組み立てがうまく言っていない場合、隙間から漏れ出します。
また、マスクのベルトの締め付け調整や顔にあたる角度などの確認をしてください。
マスクフィテイングがうまくいかない場合は、病院で調整いたします。
ご自宅での調整希望の場合は、担当業者へご相談ください。 - CPAPすると眠れません。他の方はすぐ使えるようになれましたか?
- 慣れる機関には個人差があります。
焦らず毎日少しずつ使用して慣れていきましょう。 - CPAPしていても、寝始めにイビキがあると言われました。
- マスクから空気が漏れているか、CPAP圧力が足りない可能性があります。
CPAPをスタートさせて、気道を開くのに必要な圧力になるまでの時間が遅い可能性があります。
設定変更で改善する場合があります。 - フィルターはどのくらいの期間で交換したらいいですか?
- 機種により交換時期は異なりますが、基本は1ヶ月に1度ご確認し、汚れていれば交換をお勧めします。
(機種によっては3~6ヶ月を推奨している場合もあります。)
※使用状況、使用環境により汚れ方も変わってきます。
来院前に確認をして黒く汚れていれば交換しましょう。
※寝室でタバコを吸う方、ペットを飼われている方、道路沿いにお住まいの方などは汚れるのが早い傾向にありますので、こまめにご確認ください。