○空間演出デザイン UMA /design farm
今回のデザインコンセプトは、原田祐馬さん率いるUMA/design farmです。
UMA/design farmでは、パッケージデザイン(アンテノールなど)だけでなく、人と人を
アートで結ぶ、瀬戸内芸術祭小豆島坂手港プロジェクトや、自転車旅行の基地 尾道U2、
京都アンテルームなど、数々のプロジェクトに携わっています。
今回、あべやまロゴのデザインに始まり、家具の選定、館内に飾る写真アレンジ、
あべやまカフェのデザイン、サイン計画、桜の板を使った展示スペース、各部屋の番号を
陶器で作成するなど、アートの分野でも特筆すべきものになりました。
ロゴ・サイン・家具選定ほかのデザインを担当
【原田 祐馬(UMA/design farm)】
瀬戸内国際芸術祭 小豆島坂手港プロジェクト企画
○瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、芸術やデザインによって持続可能な
社会づくりを模索している。
○島外から参加した若い世代のアーティストやデザイナーは、地元の
住民や行政と一体となって、確執や批判を引き受けながら、
自分たちの「生き方」の問題としてプロジェクトをつくりあげている。
○日本各地で起こりうる社会的な問題を解決するためのヒントを
提示するソーシャルデザインの参考書。
○人口分布や産業、地形といった観点から現代日本の縮図といえる
小豆島での取り組みは、日本の未来を見据えるうえで、ひとつの
モデルケースとなるはずだ。
○既存の地域振興プロジェクトとの違いは、他者が一方的に
主導するのではなく、「自らが変わること」で住民たちとの
関係を育み、相互の意識を変えていくこと。